スピニングリールの番手表記で、「2506」や「3000S」等の表記を見かけたことありませんか?
これらは特殊なスプールを搭載しているモデルです。
どういった利点があるのかな?
スピニングリールには、通常のスプールとは別に、浅溝スプール(シャロースプールとも呼びます)というスプールが搭載されたものがあります。
浅溝スプールとは、通常のスプールに比べて溝(ラインを巻く場所)が浅くなっているスプールのことです。

分かりづらいかもしれませんが、横からみるとこのように浅溝スプールは溝が浅いのです。
通常のスプールに比べてラインを巻く量が必然的に少なくなります。
巻けるラインが少ないというと、デメリットに思ってしまうかもしれませんが、実はそうでもありません。
というのも、逆に言えばラインを巻く量が少なくて済むのです。
通常のスプールですと、しっかり最後までラインを巻くと、太さにもよりますが300m近く巻けると思います。
300mもフルに使う釣りなら良いのですが、シーバスやエギング等ではヘビーなルアーを使っても100mも飛ばすことはないと思います。魚をかけてからのやり取りでも何百メートルもラインを出されることもないですよね。
従って、スプールの下のほうはいつまでたっても使用されないラインということになります。
そこで、しっかり全部PEを巻くともったいないので通常、下巻きと呼ばれる底増しの為に安価なラインを巻いて底上げし、その上からPEを巻く、といった手法を使います。
もちろん、この方法でも良いのですが、浅溝スプールならばそんな必要もありません。
また、下巻きをするとPEと下巻きの繋ぎ目に結び目が出来、キャスト時に放出されるラインが結び目にひっかかり飛距離が出ない、といったトラブルを防ぐことができます。
また、ラインを巻く量が少ないと、キャスト時のラインの放出がスムーズになるので飛距離も出ます。
つまり浅溝スプールはあまりラインを出す必要のない魚を釣る為に特化したスプールといえます。
主にシーバス、エギング、アジング、メバリング用に用意されていることが多いですね。
番手としては1000番や2000番に浅溝スプールタイプのモデルが用意されていることが多いです。
引きが強い魚に特化しているわけではない為に、ドラグ設定も弱めになっています。
リールはメーカーごとに表記が違うので、かなりややこしいことになっているのですが、現在主流のダイワとシマノについて、浅溝タイプの表記の見分け方を説明します。
例として2500番の通常スプールと浅溝スプールの表記の違いです。
ダイワ
ダイワの場合、浅溝タイプのスプールが搭載されているリールには、番手の表記の下一桁が「0」以外の数字になっています。

下一桁が「0」以外の数字のある場合は、その数字の太さのラインが100m巻ける浅溝スプールですよ、ということですね。
シマノ
シマノの場合はダイワに比べてシンプルです。
番手の最後に「S」の英文字が付くだけです。シャロースプールのSですね。

非常に分かりやすいですが、ダイワと違って、どの太さを何m巻けるというのはこの表示からは読み取れませんので、しっかりとカタログ表から巻けるラインの太さと長さを調べる必要があります。
これらは特殊なスプールを搭載しているモデルです。
どういった利点があるのかな?
浅溝スプール(シャロースプール)
スピニングリールには、通常のスプールとは別に、浅溝スプール(シャロースプールとも呼びます)というスプールが搭載されたものがあります。
浅溝スプールとは、通常のスプールに比べて溝(ラインを巻く場所)が浅くなっているスプールのことです。

分かりづらいかもしれませんが、横からみるとこのように浅溝スプールは溝が浅いのです。
通常のスプールに比べてラインを巻く量が必然的に少なくなります。
巻けるラインが少ないというと、デメリットに思ってしまうかもしれませんが、実はそうでもありません。
というのも、逆に言えばラインを巻く量が少なくて済むのです。
通常のスプールですと、しっかり最後までラインを巻くと、太さにもよりますが300m近く巻けると思います。
300mもフルに使う釣りなら良いのですが、シーバスやエギング等ではヘビーなルアーを使っても100mも飛ばすことはないと思います。魚をかけてからのやり取りでも何百メートルもラインを出されることもないですよね。
従って、スプールの下のほうはいつまでたっても使用されないラインということになります。
そこで、しっかり全部PEを巻くともったいないので通常、下巻きと呼ばれる底増しの為に安価なラインを巻いて底上げし、その上からPEを巻く、といった手法を使います。
もちろん、この方法でも良いのですが、浅溝スプールならばそんな必要もありません。
また、下巻きをするとPEと下巻きの繋ぎ目に結び目が出来、キャスト時に放出されるラインが結び目にひっかかり飛距離が出ない、といったトラブルを防ぐことができます。
また、ラインを巻く量が少ないと、キャスト時のラインの放出がスムーズになるので飛距離も出ます。
つまり浅溝スプールはあまりラインを出す必要のない魚を釣る為に特化したスプールといえます。
主にシーバス、エギング、アジング、メバリング用に用意されていることが多いですね。
番手としては1000番や2000番に浅溝スプールタイプのモデルが用意されていることが多いです。
引きが強い魚に特化しているわけではない為に、ドラグ設定も弱めになっています。
ダイワとシマノの浅溝スプールの表記の違い
リールはメーカーごとに表記が違うので、かなりややこしいことになっているのですが、現在主流のダイワとシマノについて、浅溝タイプの表記の見分け方を説明します。
例として2500番の通常スプールと浅溝スプールの表記の違いです。
ダイワ
ダイワの場合、浅溝タイプのスプールが搭載されているリールには、番手の表記の下一桁が「0」以外の数字になっています。

下一桁が「0」以外の数字のある場合は、その数字の太さのラインが100m巻ける浅溝スプールですよ、ということですね。
シマノ
シマノの場合はダイワに比べてシンプルです。
番手の最後に「S」の英文字が付くだけです。シャロースプールのSですね。

非常に分かりやすいですが、ダイワと違って、どの太さを何m巻けるというのはこの表示からは読み取れませんので、しっかりとカタログ表から巻けるラインの太さと長さを調べる必要があります。
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